2024年03月23日更新
錦戸亮 藤ヶ谷太輔 関ジャニ

関ジャニ∞錦戸亮やキスマイ藤ヶ谷太輔も不信感?ジャニーズ事務所のゴリ推しが裏目に出てしまっている?

アイドルとしてデビューしても、30代後半に差し掛かれば40代、50代とその先の方向性を見極めたくなるもの。コンサートに軸を置きアイドルとして振り切るのか、舞台をメインに腰を据えるか、音楽を極めるか、ダンスか、映像の役者か……個々、様々だろう。

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今月14日、「デイリー新潮」は放送中のドラマ『ミラー・ツインズ』(フジテレビ系)で主演を務めるKis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が「役者として評価されるため」に、ジャニーズの初先輩たちではなく小栗旬の指導を仰いでいると伝えた。

藤ヶ谷と小栗はドラマ2014年に放送されたドラマ『信長協奏曲』(フジテレビ系)で共演。小栗は自身が所属する事務所「トラストーン・エンタテイメント」の役員でもあり、俳優だけでなくプロデューサー的な仕事も兼ねていることから、藤ヶ谷は俳優としてステップアップするための協力者としても小栗を慕っているという。

藤ヶ谷は役者として多数のドラマや映画への出演経験を持っていながら、「役者として評価されていない」と感じているということなのだろうか。

『インハンド』(TBS系)、『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)、『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系)……今期も多数のジャニーズタレントが連続ドラマの主演を務めているが、「役者として評価されていない」と感じているジャニーズタレントは藤ヶ谷だけではないかもしれない。

岡田准一「俳優として本当に価値があるのかわからない」
「週刊女性」(主婦と生活社)は今年4月、演技派と称されるV6の岡田准一も「俳優として評価されているのは、自分がジャニーズに所属しているからではないか」「俳優として本当に価値があるのかわからない」と悩んでいると報じた。

また、関ジャニ∞からの脱退やジャニーズ事務所退所が取り沙汰されている錦戸亮は、「BARFOUT!」2019年3月号(Brown's books)で、「同じグループの人から刺激を受けたことは?」と質問されると、以下のように答えていた。

<同じグループからは、ないかな。お芝居する環境で一緒にやったことが正直あまりないし。ジャニーズが作った映画みたいなのしかないから>

「ジャニーズが作った映画みたいなの」とはつまり、2012年の映画『エイトレンジャー』および、2014年の映画『エイトレンジャー2』のことだろう。関ジャニ∞による、関ジャニ∞ファンのための、関ジャニ∞映画だ。それも立派なエンタメ作品だが、役者としての評価を高めるかどうかといえば、また別かもしれない。

報道では錦戸が退所を考えている理由のひとつは「俳優業に専念するため」と見られているが、ジャニーズタレントという下駄を脱ぐと同時に、音楽も演技もバラエティも……と広く活動するよりもスペシャリストを目指したいという思いがあるのだろうか。

ジャニーズ事務所では、たとえばデビューまもない段階でも、主演ドラマや主演映画の大役を与えられることがままある。たとえば、テレビ局が嵐の番組をつくりたいから、今期のドラマではジャニーズを主演にするといった、テレビ局とジャニーズ事務所の駆け引きは度々話題になる。

もちろんバーター出演などはどこの芸能事務所でも当たり前にしていることだが、役者として真摯に演じようと思えば思うほど、所属事務所がドラマや映画のキャスティング権を握っていることについて葛藤を覚えるのではないだろうか。

亀梨和也の主演ドラマがつくられ続ける違和感
ジャニーズがキャスティング権を握ることで、推されているタレントが「主演しかできない役者」になってしまうという弊害も現れはじめている。

放送中のドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』で主演を務めるKAT-TUNの亀梨和也は、『ごくせん』(日本テレビ系)と『野ブタ。をプロデュース』(同)でブレイクして以降、特別出演などを除き“主演”しか務めたことがない。ジャニーズ事務所が推しているタレントほど、主演ばかりに偏る傾向は強く、最近の若手ではKing & Princeの平野紫耀が挙げられる。

だが、そこまで主演にこだわる必要は本当にあるのだろうか。亀梨のここ最近の主演ドラマは軒並みヒットしておらず、2013年放送の主演連ドラ『東京バンドワゴン~下町大家族物語』(日本テレビ系)の全話平均視聴率は7.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、2017年放送の『ボク、運命の人です。』(同)は平均9.5%。昨年の『FINAL CUT』(フジテレビ系)は、平均6.9%であった。『ストロベリーナイト・サーガ』も7%から6%と振るわない状況。それでも定期的に亀梨主演のドラマが作られ続ける。

“ゴリ推し”が裏目に出てしまっては元も子もないだろう。前掲「BARFOUT!」で錦戸亮は、大河ドラマや月9など枠のスケールに囚われず、「自分自身がちゃんとしたブランドでいたい」と明言している。

<僕の中では、自分が今、ジャニーズっていう会社におって、関ジャニ∞というのがあって……それ以外で、錦戸として1人でやっているのはお芝居する場所しかない。そこがすごく……うん、めっちゃ大事にしたい場所やなって思います>

アイドルとしてデビューしても、30代後半に差し掛かれば40代、50代とその先の方向性を見極めたくなるもの。コンサートに軸を置きアイドルとして振り切るのか、舞台をメインに腰を据えるか、音楽を極めるか、ダンスか、映像の役者か……個々、様々だろう。「所詮、事務所パワーで得たポジションではないか」などと疑いを持たず、それぞれが自信を持って取り組めることが望ましい。
引用元:news.merumo.ne.jp(引用元へはこちらから)

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まとめ作者