2024年03月24日更新
キンプリ BTS ティアラ

キンプリ新曲がBTS越えにティアラ歓喜も勝って当然と囁かれる総合チャートの問題点とは

26日、「Billboard JAPAN」が総合ソング・チャートの「JAPAN HOT 100」を発表し、最新チャートでKing & Princeの「Magic Touch」が初登場で総合1位に輝いた。

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26日、「Billboard JAPAN」が総合ソング・チャートの「JAPAN HOT 100」を発表し、最新チャートでKing & Princeの「Magic Touch」が初登場で総合1位に輝いた。

2位となったのは、世界を席巻しているK-POPグループ・BTSの最新曲「Butter」。この結果にKing & Princeのファンからは「あの世界のBTS様より順位上ってやばくない??」「キンプリ、BTS超えたん……すご……」など、驚きと共に“勝利”を喜ぶ声が上がっているようだ。

「キンプリは、CDがおよそ47万枚も売り上げたことが大きく、Billboard Japanの記事では『2位以下に大差を付けて総合1位』と紹介されています。その意味では確かに“圧勝”だったといえるでしょう」(音楽ライター)

だが、今回はKing & Princeが勝って当然なのだという。

「本国アメリカとは違い、日本のBillboardチャートの集計期間は月曜から日曜で、今回の対象は5月17日~5月23日です。世界的には2015年から新譜のリリース日を金曜とする方向で統一されていますが、邦楽はいまだに水曜発売が慣例となっていて、キンプリのCDも19日の水曜発売。一方でBTSの『Butter』は英語シングルということもあって金曜(21日)に発表しているため、BTSはそもそも分が悪いんです」(同上)

それでも「Butter」は、ストリーミングではリリース1週目の週間再生回数として歴代新記録となる14,021,650回を叩き出したほか、ダウンロード数や動画再生数、Twitterでの言及数など複数の指標で週間1位となっている。週末3日間の集計結果にもかかわらず初登場2位となったBTSの勢いに驚かされる。

さらに、この「Billboard JAPAN HOT 100」では“CD偏重”が長らく指摘されている。

「この総合チャートは、CDセールスに加え、ダウンロード数、ストリーミング再生数、動画再生数、ラジオオンエア数、Twitterでの言及数など8つの指標をもとにランキング化されたものですが、どのような比重で順位付けられているか、具体的なことは公表されていません。

しかし、BTS『Butter』がストリーミング、ダウンロード、動画、Twitterと、全指標の半数にあたる4つの指標で1位となっても、“キンプリが2位以下に大差を付けた”という結果だったということは、やはりCDの存在が総合チャートの順位を大きく左右していることに間違いないでしょう。日本のチャートには、CDをPC等で読み込んだ回数を推計した“ルックアップ”という独自指標もあって、こちらもキンプリ『Magic Touch』が1位です」(同上)
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世界的にストリーミングが音楽媒体の中心となる中、日本もCD生産量は右肩下がりが続いており、2020年の生産量は2012年の半分以下にまで下落している。それでも、デジタル配信だけの楽曲より、デジタル未解禁でもCDを多数売り上げるアーティストの楽曲のほうがチャート上“圧倒的に有利”というのが、「ユーザーにとって共感性の高い楽しいヒットチャート」を標ぼうする「Billboard JAPAN HOT 100」の現状のようだ。
引用元:www.cyzo.com(引用元へはこちらから)

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